6月30日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線（14EMA）を下回り弱気トレンドを示唆し、全てのオシレーターがマイナス域で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、1.3%下落した陰線を記録し、終値は271.0万円でした。昨日は253万円まで下落する場面がありましたが、終値にかけて買い戻されました。長い下ひげを付けた日足となり、最終的には強い値動きが見られました。
- オシレーター・インジケーターは下落傾向が続いています。CCIは続落し-80で推移。Fisherは昨日、マイナス圏に突入しました。MACDは引き続きマイナス圏で遅行線を上回り、上昇しています。
- ボラティリティ指数のADX（42）は高値圏で推移し弱気トレンドの発生を示唆しています。
- 昨日のビットコインは日本時間に強く売られ一時6%ほど下落しましたが、最終的には-1.3%と大きく下落幅を縮小させました。日足は陰線となったものの、強いローソク足になりました。オシレーターは短期で下落しているものの、長期オシレーターのMACDは上昇し強い方向感を示せていません。
- 先週の安値を試す展開となったビットコインは、終値にかけて強く反発し買い戻されました。やはり売り手側にも疲れが見られ、売り圧は減少傾向にあるようです。トレンドは徐々にレンジ相場に移行し始めていると考えられます。価格は安値を更新することに失敗したため、足元では底堅い値動きが予想されます。
価格は短期移動平均線の14EMA（287.5万円）を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA（350.8万円）は下落しており、長期トレンドも弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1（301.9万円）が先行スパン2（333.8万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス域で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI（-80）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher（-0.2）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger（0.3）を下回り、売りシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD（-248717）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal（-274278）を上回り、売りシグナルは出ていません。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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