週刊テクニカル分析:ビットコイン(BTC)ドル 2024/07/29
【BTC対ドル 日足】
移動平均線
BTCドル日足の移動平均線は全ての線が上向きに推移し、短・中・長期で相場が上昇トレンドであることを示唆している。5日線は25日線と75日線を上抜きゴールデンクロスを維持、短期の買いシグナルが点灯している。
相場も全ての移動平均線の上で推移しており、地合いの強さが窺える。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドのセンターラインは上向きに推移し、相場トレンドは強気を示唆している。
ただ、足元ではバンド上限が折り返し始めた一方、相場は+2σを回復しており、上昇バンドウォークが再開するか否かの瀬戸際と言えよう。
一目均衡表
一目均衡表では、相場は先週、雲下限まで押すも反発し、終値ベースでは強い買いシグナルとされる三役好転を維持している。
相対力指数(RSI)
RSIは64.23%と、相場トレンドに過熱感は確認されない。
【BTC対ドル 週足】
移動平均線
BTCドル週足の移動平均線では、5週線が引き続き25週線を下回りデッドクロスが維持されているが、相場は全ての移動平均線の上で推移しており、地合いの強さが維持されている。
また、短・中・長期全ての移動平均線が上向いており、相場トレンドは強気を示唆している。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドでは、バンド幅が縮小し、引き続き相場が次のトレンドに向けてエネルギーを貯めていることを示唆している。
先週と同様に相場はセンターラインの上で推移しており、強気の推移が続いている。
一目均衡表
一目均衡表では、強い買いシグナルとされる三役好転が維持されている。
遅行スパンが相場実体に接近してきており、時間論的に相場の保ち合いが終わりに近いことを示唆している。
相対力指数(RSI)
RSIは60.71%と、相場トレンドの過熱感は確認されない。
【総括】
先週は週前半にかけて相場が押したが、日足一目均衡表の雲下限や週足5週・25週線が密集する63,000ドル台で粘り腰を発揮し、週足の終値ベースではほぼ変わらずだった。よって、BTC週足のテクニカル的な状況は先週からほぼ変わらず、トレンド系指標は強気相場を示唆している。
日足でも5日線のゴールデンクロスと一目均衡表の三役好転が維持されており、一旦、押し目を付けたが、強気な推移が続いている。ボリンジャーバンドでは、バンド幅が折り返し始めてはいるものの、肝心な終値では+1σを回復しており、上昇バンドウォークが再開する公算が高いか。
先週の相場は上値トライに失敗したが、今週も再度上値を試す余地はあると指摘され、引き続き週足+2σや史上最高値が密集する73,089ドル〜74,742ドルエリアを突破できるかが目先の焦点と言えよう。