BTCは米指標を待たず続落 今年最後の試練へ突入か?

15日のビットコイン(BTC)円は1376万3657円から取引が始まった。東京時間はシカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物が上窓を埋める動きとなり、一時1400万円を回復した。一方、窓埋め達成後は上げ渋る展開となり、欧州時間は1390万円で小動きに転じた。ただ、米国時間には、AIバブル懸念から米ハイテク株が下落。加えて、次期FRB総裁を巡って、トランプ米大統領の側近がハセット米国家経済会議委員長の指名に反対していると報じられたこともBTC相場の重石となり、相場はロングの投げを伴って1326万円まで急落を演じた。その後は下げ止まるも、戻りは鈍く、終値は1343万5097円となった。


本日の米雇用統計を待たずに、BTCは短期上昇トレンドラインを割り込んだ。週内に発表される米重要指標を控えた警戒感に加えて、AIバブル懸念が尾を引く形となっており、現物ビットコインETFからの資金流出がBTCの地合いを一層悪化させるだろう。指標の結果次第では、FRBの金利政策を巡る市場の予想は急速に変化していくと見ているが、トレンドライン下抜けによって、セオリー的には下降トレンド再開を示唆しており、本日は下値を模索する展開に注意が必要だろう。週明けにも指摘の通り、節目の8万ドル(≒1239万円)が目先の下値目途と見ている。8万ドルを維持できなければ、BTCは下降トレンド継続が確実視されると指摘され、同水準での攻防が今年最後の試練となりそうだ。












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