BTCは俄かに反発 米株のサンタクロースラリーが牽引
24日のビットコイン(BTC)円は1492万円から取引が始まった。クリスマス休暇で商いが細る中、この日は東京時間に94,000ドル水準となる1480万円周辺に水準を下げると、欧州時間まで取引材料に乏しく小幅な揉み合いに終始した。一方、クリスマスイブで短縮営業となった米国の株式市場では、寄付きから年末アノマリーの「サンタクロースラリー」が発生し、電気自動車大手テスラを筆頭に大型ハイテク銘柄が上昇。するとBTCも俄かに上値を追う展開となり、米国市場の引けにかけて1560万円周辺まで上昇した。その後はやや水準を下げる場面もあったが、終値では1500万円を維持し、1551.2万円でこの日の取引を終えた。
本日のBTCは上値の重い展開に転じるか。サンタクロースラリーはイブの24日から新年にかけて起こりやすいアノマリーとはなっているが、BTCの商いは引き続き低下傾向だ。昨日もETFへの大型な資金流入は確認されていない。また、昨日の相場上昇で、ドル建てのBTC相場は週末に下抜けた上昇チャネルの下限にタッチしている他、25日移動平均線やボリンジャーバンドのセンターラインに下からタッチしており、足元の水準では戻り売りが意識されやすいと指摘される。引き続き相場が大きく崩れる可能性は低いとみているが、こうしたテクニカル的なレジスタンスをクリアし100,000ドル(≒1571.3万円)を試すにも材料に乏しいと言え、年末にかけての値動きで一喜一憂する必要はないだろう。