BTCはチョッピーな動きで小幅安 小緩む展開続くか
23日のビットコイン(BTC)円は1492.4万円から取引が始まった。東京時間は弱含む展開で始まり、一時は1470万円まで水準を下げるも、売り一巡後に切り返し、終盤には1490万円まで戻した。海外勢参入後も底堅い推移が続き、相場は1510万円を回復したが、米国時間に差し掛かるとアルトターンが発生しBTCは下落。米国市場序盤には米株も軟化し、1470万円周辺まで再び下落した。しかし、その後は薄商いながらも1470万円を挟み込み小幅な揉み合いに転じ、米国市場引け後には反発し下げ幅を解消。年末に差し掛かり市場参加者が減る中、この日は終始チョッピーな値動きとなり、終値はほぼ変わらずの1491.5万円となった。
海外時間にドル円相場が上昇したことで、円建てBTC相場はほぼ横ばいとなったが、ドル建てでは終値ベースでやや水準を下げ、95,000ドル(≒1494.8万円)の維持に失敗した。昨日は11月の米耐久財受注とカンファレンスボード(CB)の12月消費者信頼感指数がいずれも前月比で低下したが、クリスマス休暇の影響もあったからか市場の反応は薄かった。昨日の相場は思いの外底堅い推移とはなったが、ETFからは引き続き資金が流出しており、反発の切っ掛けや燃料には乏しい状況と言えよう。本日は目星い経済指標の発表もなく、BTCは引き続き小緩む展開が続くとみている。