BTC円は三日続伸で900万円回復 本日はドル円の動きにも注目
19日のビットコイン(BTC)円は883万円から取引を開始。東京時間の相場は890万円周辺での揉み合いの末、終盤にかけてやや弱含むも、欧州勢参入後には切り返し、900万円を試す展開となった。米時間序盤に発表された米新規失業保険申請件数が市場予想を下回ると、BTC円はさらに上昇し、一時は910万円台に乗せた。しかし、これによりドル建てBTC価格が200日移動平均線にタッチし失速。米時間終盤にかけては利食い売りが入り、895万円まで水準を下げた。終値にかけての相場は再び切り返し下げ幅を若干縮小、900.9万円で引けた。
前日の米連邦準備理事会(FRB)による50bpの大幅利下げを受けて広範な金融市場においてリスク選好度が高まっている。しかし、本日は日銀政策決定会合の2日目となっており、ドル円の動きには注意しておきたい。日銀は今回の会合では追加利上げを見送る公算が高いが、タカ派的なスタンスを強調すればドル円相場の重石となり、市場のリスク選好度が萎縮する可能性がある。日銀会合を無難に通過できれば、BTCは再び上値を試す展開が見込まれ、ドル建てBTCは200日線を再度トライするだろう。200日線の上抜けに成功すれば、次の上値目途は65,000ドル(≒924.2万円)とみている。
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bitbank Report 2024/09/20:BTC円は三日続伸で900万円回復 本日はドル円の動きにも注目