週明けのBTCは反落 エヌビディア決算控えポジション調整か
26日のビットコイン(BTC)円は925.8万円から取引が始まった。今週はシカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物が下に窓を開けて取引を始めたことで、東京時間の相場は小甘い地合いとなった。窓埋め達成後の相場は920万円周辺での揉み合いに転じ、海外勢参入後には底堅い推移となった。一方、その後発表された7月の米耐久財受注がまちまちな内容になったことや、エヌビディアの決算を控えて米株式市場でポジション調整ムードが広がり、米時間からのBTC円は下げ幅を拡大した。米市場の引け後には、相場は週末の狭いレンジを下抜け、終値は910万円を僅かに下回った。
7月の米耐久財受注は前回の-6.9%から+9.9%と大幅に改善したものの、民間設備投資の指標となるコア指数が+0.5%から-0.1%と低下しまちまちな内容となった。本日はカンファレンスボードの消費者信頼感指数の発表を控えているが、28日にはエヌビディアの決算を控えており、本日のBTC相場も方向感が出にくいと指摘される。テクニカル的には、BTCドルは24日にブレイクした62,000ドル(≒898.1万円)のレジスタンスがサポートに転じるのを確認しにいく展開も視野に入るが、いずれにせよ下値余地は限定的と言えよう。
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bitbank Report 2024/08/27:週明けのBTCは反落 エヌビディア決算控えポジション調整か