本日はいよいよジャクソンホール 9月の利下げ有無以上に重要なポイントとは?
22日のビットコイン(BTC)円は887.4万円で取引を開始すると、東京時間序盤から利益確定の売りに押され、875万円まで下落した。その後、相場は売り一巡で反発すると、米株先物の上昇につれて海外時間には900万円近傍まで戻したが、米時間に入ると885万円周辺まで押し返された。この日は23日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、米市場ではポジション調整の動きが目立ち、前日の米国債高(金利は低下)や株高が反転、BTC円も上値を重くした。しかし、相場は始値周辺で下げ止まり、終値は885万円。ドル建てでは節目の60,000ドル(≒877.1万円)を維持した。
昨今ではFRB高官から9月の利下げに前向きな発言が続いており、本日はパウエル議長からも市場に9月の利下げを意識させる発言があると見ている。注目ポイントとしては利下げの幅やペースに関する発言ではあるが、あまり踏み込んだ発言をすれば、利下げのタイミングが手遅れと市場に捉えられ、景気後退懸念を再燃させることになり兼ねない。よって、9月利下げの有無も重要ではあるが、景気のソフトランディングに対してパウエル議長がどれだけ自信を持っているかも重要と言えよう。景気を後退させずに9月に利下げ着手できる見込みが示されれば、BTC相場にとって追い風となろう。
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bitbank Report 2024/08/23:本日はいよいよジャクソンホール 9月の利下げ有無以上に重要なポイントとは?