BTCは反転上昇 重要イベントを前にどこまで戻せるか?
25日のビットコイン(BTC)対円相場は反発し、1000万円回復を試した。前日に60,000ドル水準(≒958.4万円)を一時割り込んだ下値目標達成感から、この日の相場は押し目買いの様相で反発して取引を開始、週末からの下落の半値戻し周辺となる61,500ドル周辺(≒982.4万円)まで戻した。その後は揉み合う展開に転じたが、6月のCB米消費者信頼感指数が2ヵ月ぶりに低下したことや米ハイテク株の反発、さらには米国でBTCでの連邦所得税の支払いを可能にする法案が提出されたことを受けて、BTCは一時62,000ドル水準(≒990.5万円)を回復した。一方、米市場引け後のBTCは失速、終値で上述の半値戻し水準は回復したが、節目62,000ドル周辺がレジスタンスとなった格好だ。
本日のBTC相場は底堅い推移を想定する。週明けに強く押したBTCだったが、半値戻し水準の回復は需要の強さを示し、この先も相場がさらに下げ幅を縮小する展開が期待される。ただ、予て指摘の通り、今週は米大統領選候補のテレビ討論会や重要経済指標の発表が27日〜28日にかけてあり、本日は相場が大きく動く切っ掛けに乏しいと指摘される。こうした中、昨日の相場は節目の62,000ドル周辺で失速。半値戻し回復に伴い、本日も反動高の勢いがある程度続くかと指摘されるが、週明け欧州時間の相場急落前の63,000ドル周辺(≒1006万円)が次のレジスタンスとして意識されそうだ。