BTCは年初来高値更新 次の上値目途は?
10日のビットコイン(BTC)は年初来高値(386.2万円)を更新し、昨年6月10日ぶりに390万円台後半まで上昇した。東京時間のこの日の相場は370万円台中盤で揉み合いに終始。ドル建てのBTC相場は欧州時間中盤の米国債利回り上昇を受けて小緩む場面もあったが、円建てではドル高円安が追い風となり、小確り推移した。米時間に入ると、夏に半減期を控えるライトコイン(LTC)相場の上昇に連れてBTCは380万円に肉薄。安寄りした米主要株価3指数の上昇も追い風となり、ショートカバーを伴い相場は390万円、395万円と短く二段上げを演じ、節目の30,000ドル水準となる400万円付近まで上値を伸ばした。


水曜日の米消費者物価指数(CPI)やイーサリアムの上海アップグレードを前にBTC相場は3週間ほど続いた高値レンジからのブレイクアウトに俄かに成功した。「保ち合い放れにはつけ」が相場の鉄則と言われ、30,000ドル乗せも時間の問題かと指摘され、次の上値目途は昨年5月レンジ上限の32,384ドル(≒432.7万円)が視野に入る。ただ、BTCの無期限先物市場では資金調達率(fr)がプラスに振れ建玉が増加している一方、現物市場では出来高が今一つ増加していない。幸い、frは極端にプラスに振れている訳ではないが、市場のポジションが一方向に偏ると相場が動きにくくなるため、fr動向には注意しておきたい。










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