小動き続くビットコイン 今夜は米雇用統計
6日のビットコイン(BTC)対円は370万円周辺で動意に欠ける展開に終始した。アジアの株式市場の軟化やアルトコインの売りが加速したことで、東京時間のBTC相場は小緩む展開となり、海外時間にはバイナンスがオーストラリアでのデリバティブ(金融派生)商品取引のライセンスを剥奪されたとの報道を受け、やや上値を重くした。一方、この日の米株式市場ではグーグル主導でテクノロジー株が反発した他、ブラード・セントルイス総裁が銀行の連鎖破綻による景気後退の可能性は低いと発言したことが株式市場の安心感に繋がり、主要3指数が上昇。BTCもこれに連れ高となり370万円を回復したが、金利の上昇に上値を抑えられる格好で伸び悩み、綱引き状態が続いた。


本日のBTC相場は上値を試すか。雇用関連指標の悪化で景気後退懸念の台頭が今週の米株は軟化させ、BTC相場の重石となる場面もあったが、ADP雇用レポート発表直後のBTCは一時的に上値を試していた。本日は米市場がグッドフライデーで休場となることから大きな値動きは期待できないかもしれないが、株価動向にも左右されないか。このところ上振れていたBTC先物市場の資金調達率も足元ではややマイナスに振れており、需給面からも底堅い推移が期待されよう。週央からの下げで高値レンジブレイクアウトは遠のいたが、雇用統計でサプライズがない限り28,000ドル(≒368.7万円)周辺の水準は保つか。










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