下げ止まったBTC 金相場上昇に再び追随できるか
4日のビットコイン(BTC)対円はほぼ横ばい。バイナンスのCZがインターポールから国際指名手配されたとの噂が広がり、前日は一時364万円周辺まで押したBTC相場だったが、CZ本人が噂を否定したことで徐々に買い戻され、東京時間のこの日の相場はジリ高に転じた。さらに、来週にアップデートを控えるETHが上値を伸ばすと、BTCも連れて上昇し、378万円に戻した。一方、その後は米経済指標の悪化を受けた米株の下げに加え、米国債利回り低下に伴うドル安円高が相場の重石となり、一時は上げ幅の殆どを掻き消した。5月の米利上げ観測が後退するなか、このところ相関の強まっている金(ゴールド)相場が2,000ドルに乗せたこともあり、相場は始値付近で反発したが、上げ幅を縮小して終値をつけた。


円建てでは横ばいにとどまったBTCだが、ドル建てではおよそ1.32%と上昇し、本日は既に高値レンジからのブレイクアウトが目前の水準まで上昇している。3月中旬のBTC相場の復活劇は金相場の上昇に追随する格好で起きており、米国債利回りが低下するなかでマクロ環境は引き続きBTCに追い風となろう。また、アルトコインの代表格であるETHがドル建てで年初来高値を更新したことで、循環物色の流れが再開することも期待され、目先のBTC相場は確りとした値動きが見込まれる。今夜はADP雇用レポートとISMのサービス業動向レポートの発表を控えており、ブレイクアウトの切っ掛けとなる材料は豊富と言えよう。










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