BTCブレイクアウト失敗 PCE控える中アルトも調整か
30日のビットコイン(BTC)対円は上値を試すも、終値ベースでは小幅に反落した。東京時間のこの日の相場は、高値レンジ上限を上抜け年初来高値を更新する強い値動きを見せたが、すかさず反落しストップ狩りが起きたような動きを演じた。その後は380万円周辺で底堅く推移するも米株先の軟化を契機にNY市場序盤から下げ足を速めると、一時は28,000ドル水準となる373.7万円をも割り込んだ。一方、相場はオプションで建玉が集中する28,000ドルに吸い寄せられるように反発し、終値では僅かに同水準を回復した。


昨日の相場の乱高下で、BTCの先物市場では建玉が低下し資金調達率(fr)が中立に戻り、需給面が改善された。一方、本日は2月の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えており、再び相場のボラティリティが高くなる可能性が指摘される。FF金利先物市場では、5月の金利据え置きと25bp引き上げの織り込みがほぼ五分五分となっており、目先のBTC相場の方向感はPCEの結果次第といったところだろう。市場では前年同月比のコアPCEを除いて1月からの僅かな減速が予想されているが、2月は月次のコアCPIが市場の予想に反して加速したことが記憶に新しい。アルトターンも一旦は調整基調となりつつあり、本日は28,000ドル下抜けに要警戒か。










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