ETHはやっぱり商品? BTCはアルト相場上昇に救われる
28日のビットコイン(BTC)対円は下げ渋り、終値ベースで横ばいとなった。この日の相場は米時間まで350万円台中盤で揉み合いに終始。米銀行システムへの懸念が和らぐ中、米2年債利回りの上昇を受けて上値を重くする場面もあったが、米証券取引委員会(SEC)と米リップル社の裁判に決着が着くとの思惑からXRPを筆頭にアルトコインの上昇に支えられた。米時間には、米商品先物取引委員会(CFTC)のベーナム委員長が、イーサリアムのイーサ(ETH)は商品だと下院での公聴会で発言し、ETH相場が一段高となった。BTCもこれに連れてプラス圏に一時浮上したが、米株が軟化したことで上値は限定された。


なんとか高値レンジ下限で下げ止まったBTC相場だが、昨日はアルトターン気味な上昇も確認され、やはり市場はCFTCのバイナンス提訴をそれほど深刻に受け止めてない模様だ。一方、まちまちとなった米住宅関連指標や国債利回りの上昇、ひいては米株市場の軟化でBTC相場ははっきりと方向感を示せない状態となっている。アルトターンからの物色の流れで目先のBTC相場は底堅い推移が期待されるが、上値余地はせいぜい28,000ドル(≒368.4万円)と見ており、金曜日の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表まで揉み合いが続きそうだ。



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bitbank Report 2023/03/29:ETHはやっぱり商品? BTCはアルト相場上昇に救われる







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