高値揉み合いが続くBTC FOMCで上放れとなるか
21日のビットコイン(BTC)対円は反発し、前日の下げ幅を奪回。今週の相場は28,000ドル(≒370.6万円)水準を挟み込む動きが続いている。週明けの高値トライ失敗後で370万円を割り小甘く推移していたBTC相場だが、英欧株式市場の寄付きと共に反発。UBSによるクレディ・スイス買収や、米連邦準備制度理事会(FRB)と日英欧など主要国中銀5行間のドルスワップ協定を駆使した流動性供給の強化などにより、この日は金融危機への懸念が後退し欧米の株式市場が上昇した。一方、BTCは今週の相場のレジスタンスとなってきた28,600ドル(≒379万円)周辺で上値を抑えられ、終値では28,000ドル水準を回復したものの、再び上値トライに失敗した。


本日はついにFOMC最終日となっており、経済見通しで年末時点の政策金利の着地が年内利下げを示すか、またその水準がどこまで下がるかが大きな焦点となる。ただ、週明けにも指摘の通り、今回のFOMCでは金融危機懸念の再燃を避けるよう、声明や記者会見では相当に慎重な配慮を示すと見ており、どちらかと言えばBTC相場には支援材料になると指摘される。28,600ドルの上抜けに成功すれば、BTCは節目の30,000ドル(≒397万円)乗せ、さらには昨年6月の下げ幅を解消し32,000ドル(≒423.6万円)到達も視野に入るが、テクニカル的な過熱感も徐々に出てきていることから、相場が上昇した場合はその後の値幅調整にも用心しておきたい。










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