BTCは続落も高値圏を維持 PCEが明暗を分けるか
23日のビットコイン(BTC)対円相場は続落し、ドル建てでは終値で24,000ドル(≒332.9万円)を割り込んだ。火曜日の高値更新がダマシとなったBTCは、失望感や、堅調な米経済指標を受けた長期金利の上昇が相場の重石となり、340万円から320万円台後半まで下げ足を速めると、水曜日の東京時間にも売りは続き、320万円を割り込んだ。この日の米市場では、株式市場が寄付きから弱含みBTCは、一時、320万円を割り込んだが、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で参加者の大多数が小幅利上げ継続を支持したことが明らかとなると反発し、320万円を回復した。木曜日の東京時間にも相場は一段高となり、330万円を回復する場面もあったが、米株先が失速すると失速し、後に反落し上げ幅の殆どを解消。320万円近辺で短くダブルボトムを形成するも、寄付きの米株の下げに押され、戻りは鈍かった。


安値を切り上げつつ高値揉み合いが続き、強地合いが維持されていたBTC相場だったが、水曜日に直近安値を切り下げた。ただ、相場は24,000ドル周辺の水準で下げ止まっており、今月の高値圏をなんとか維持している。本日は1月の米個人消費支出(PCE)の発表を控えており、BTC相場が高値圏を維持できるかを左右する可能性がある。このところ堅調な米経済指標や、昨日発表された、昨年第四・四半期PCE改定値の予想上振れから鑑みるに、引き続きインフレ減速ペース鈍化が示唆される公算が高いと指摘され、BTC相場は週明けにも指摘の通り、「期待外れな値動き」に警戒しておきたい。










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