ダマシとなったBTCの高値更新 このまま保ち合い下放れか?
21日のビットコイン(BTC)対円相場は反落。ドル建てでここ9ヶ月間の高値となっていた8月高値(25,200ドル≒340万円)上抜けが目前となり、この日も同水準を目掛けジリ高を演じたBTC相場は、東京市場終盤にかけて25,000ドル水準(≒337.5万円)に乗せると、欧州市場序盤に8月高値を僅かに更新した。一方、その後の相場はすかさず反落し、高値更新はダマシとなると、堅調な米経済指標を受けた株安・金利高が相場の重石となり、さらに下げ足を速め330万円を割った。米市場中盤のBTCは戻りを試す場面もあったが、米株がさらに安値を広げると、BTCも追随した。引け後のBTC相場は、若干、反発しており、330万円周辺まで戻している。


昨日のBTC相場は8月高値周辺でストップ狩り的な動きを演じ反落したが、依然として先週から安値を切り上げて推移しており、高値圏での保ち合いを維持している。本日のBTC相場は、こうした地合いの強さから押し目買いが入る余地や、明日未明の米連邦公開市場委員会(FOMC)を契機に戻りを試す公算もあると指摘される一方、終値直前には、来月50ベーシスポイント(bp)利上げを選択肢としているNY地区連銀のウィリアムズ総裁の発言を控えており、引き続き高値圏での揉み合いが続くと見ている。



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bitbank Report 2023/02/22:ダマシとなったBTCの高値更新 このまま保ち合い下放れか?







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