BTCは4度目の上値トライ失敗 手掛かり難で息切れにも注意か
20日のビットコイン(BTC)対円相場は反発したが、直近で相場のレジスタンスとなっている対ドル相場の8月高値(25,200ドル≒338.5万円)に再び上値を抑えられ、ブレイクアウトに失敗した。週明けのBTCは、シカゴマーカンタイル取引所のBTC先物が取引を再開すると330万円周辺から上値を重くし、一時は322万円近辺まで押したが、De-Fiでの利用増加が注目されるアバランチ(AVAX)の相場が上昇すると、その他アルトコイン、BTCと連れて高くなり、BTCは欧州時間に330万円を回復した。NY時間のBTCはドル建てで8月高値を再度トライするも米株先の下落に上値を圧迫され失速し、4度目のブレイクアウトトライに失敗した。


MACDのゴールデンクロスや一目均衡表の三役好転など、BTC相場はテクニカルの側面では申し分のない強気相場が示唆されているが、やはり昨年8月高値の更新には材料不足といった印象だ。引き続き、BTC相場は高値圏での揉み合いを想定しているが、4度の高値トライ失敗でそろそろ買いの息切れにも警戒しておきたい。昨日まで米国が休場だったこともあり、本日はポジションの組み直しで米株が底堅く推移することも期待されるが、S&Pグローバルの2月の米PMIや、住宅販売件数の発表も控えており、需要の粘り強さが示されれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに対する警戒感が続き、BTC相場の重石となろう。



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bitbank Report 2023/02/21:BTCは4度目の上値トライ失敗 手掛かり難で息切れにも注意か







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