依然として動意薄なBTC 今夜はFOMC前最後の重要指標
26日のビットコイン(BTC)対円は300万円周辺でほぼ横ばい。米国の2022年第四・四半期GDP成長率の発表を控え、東京時間のこの日のBTCは300万円前後で揉み合いに終始。米GDPは前期の3.2%から2.9%に減速したものの、市場予想の2.6%を上回り底堅さが示されたが、失業保険新規申請件数が市場予想を下回り労働市場の逼迫継続が示唆された。まちまちの結果となった経済指標を受け、BTC相場は一時302万円にタッチしたが上値を伸ばせず、結局はっきりと方向感を示せず299.4万円で終値を付けた。


またも保ち合い放れに失敗したBTC相場だが、引き続き高値圏を維持しており、底堅さは健在だ。本日も12月の米個人消費支出(PCE)と米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を左右し得る指標が控えており、引き続き相場に方向感がでる可能性がある。消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の減速から鑑みてPCEもインフレ減速を示唆することが見込まれ、本日のBTC相場も底堅い展開が続くか。PCEがネガティブサプライズとなった場合でも直近のレンジ下限となる22,300ドル(≒298.3万円)を本日維持できれば、来週のFOMCまで底堅さを維持できると見ている。



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bitbank Report 2023/01/27:依然として動意薄なBTC 今夜はFOMC前最後の重要指標







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