米CPI上昇減速でBTC続伸 来月FOMCまで買い続くか?
12日のビットコイン(BTC)対円相場は5日続伸し、240万円を昨年11月10日ぶりに終値で回復。ドル建てでは18,000ドル(≒232.4万円)を回復している。この日のBTC相場は始値が付いた直後に一段高を演じ18,000ドル水準を回復すると、239万円近辺で揉み合いに転じた後、ドル円相場の下落に伴いジリ安となり238万円割れを試した。注目された12月の米消費者物価指数(CPI)は、市場予想と合致し前年比で11月の7.1%から6.5%に減速。月次では0.1%から-0.1%と下落した。結果を受けてBTC相場は一時乱高下するも、その後の米国利回りの急低下に逆行高となり、一時は246万円を回復した。


年次の米CPIは6カ月連続で減速し、3カ月連続で0.5%ポイントと顕著な減速を記録した。これを受けてフィラデルフィア連銀のハーカー総裁は昨日、驚異的な高インフレは去ったとし、25ベーシスポイント(bp)の利上げが今後は適切であると発言した。景気とインフレの減速は好感される一方、足元では利上げ幅縮小の織り込みが幾分進んだ印象もあり、2月の米連邦公開市場委員会(FOMC)やそれまでに買いが息切れとなる可能性も考慮しておきたい。相場は「保ち合い放れにつけ」が鉄則と言われるが、200日線(19,506ドル≒251.5万円)や節目20,000ドル(≒258万円)が目先の上値目途か。



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bitbank Report 2023/01/13:米CPI上昇減速でBTC続伸 来月FOMCまで買い続くか?







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