インフレ鈍化期待でBTC続伸 三役好転も視野に
米国のインフレの継続的な減速への期待から確りとした推移で230万円を回復したビットコイン(BTC)の対円相場は、昨日東京時間にドル建てで昨年6月安値となる232万円水準に肉薄し、231万円周辺で揉み合いに転じた。米市場序盤には相場が若干押す場面もあったが、今夜発表される12月の米消費者物価指数(CPI)の6カ月連続減速期待から米株が上昇すると連れ高となり6月安値を回復。また、AWSがアバランチ(AVAX)を採用したことでAVAX相場が急伸する中、BTCは今朝方にショートカバーを伴って18,000ドル水準となる237万円にタッチした。


ドル建てで昨年6月安値を回復したことで、BTC対ドルはFTXショックで割り込んだレンジ下限を回復した。今夜の米CPIが市場予想と合致すれば18,000ドル台定着も視野に入る。インフレ減速への期待感が先走っている印象もあるが、米供給管理協会(ISM)が発表する製造業価格指数の継続的低下や12月の賃金上昇率の伸び鈍化から、12月CPIも減速が期待できるだろう。BTCのオプション市場では、1月中に期限を迎える18,000ドルストライクのコールオプションが物色され始めており、同水準(≒237万円)周辺は相場のサポートになりやすいと指摘される。BTCは18,500ドル(≒243.8万円)を回復できれば、一目均衡表の三役好転が完成する見通しだ。










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