BTC4日続伸も節目を前に失速 FOMC議事要旨でつまずく
4日のビットコイン(BTC)対円は4日続伸し、対ドルでは節目の17,000ドル(≒224.4万円)に一時肉薄した。東京時間のこの日のBTC相場は、アルトコイン高に連れ高で221万円を回復すると、米株市場序盤の主要3指数の上昇も追い風となり、225万円にタッチした。一方、その後公開された12月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、参加者のインフレへの懸念が依然として強く、景気抑制的な政策の維持が必要であることで概ね合意が取れていたことが明らかとなり、BTCは上げ幅を縮小した。


FOMC議事要旨では、積極的な利上げペースを緩めていく更新で意見が一致していたことも明らかとなったが、「どれだけ高金利を維持するか」や「利下げ開始のタイミング」についてのヒントは得られず、金融引き締めが継続されることが示唆された格好だ。こうした結果を受けて一部を除いてやはりアルトコイン相場も失速しており、BTC相場は明日の米雇用統計まで動きにくい状況が続きそうだ。雇用者数増加ペースと賃金上昇ペースが減速すれば、17,000ドル回復も視野に入るが、強めに出た場合はロングの投げに注意が必要と見ている。



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bitbank Report 2023/01/05:BTC4日続伸も節目を前に失速 FOMC議事要旨でつまずく







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