PCE発表控えBTC相場は膠着 大手マイナー破産申請も相場に無風
21日のビットコイン(BTC)対円は下げ一服となり、223万円周辺で揉み合いに転じた。日本銀行の緩和縮小サプライズを受けたドル円相場の急落により、ドル建てでの取引が主なBTCの対円相場も下落していた。一方、20日のドル円相場の急落が行きすぎだったことから、昨日は小幅に反発し、BTC対円も底堅く推移した。米時間に入ると相場は一時荒い値動きを演じたが、ナイキやフェデックスの好決算や消費者信頼感の改善に米株が支えられると、BTCも持ち直した。


昨日は米暗号資産(仮想通貨)マイニング大手のコア・サイエンティフィックが破産申請をしたとの報道があったが、BTC相場への影響は極めて限定的だった。FTXショック以降、仮想通貨関連事業者の経営難が危惧されているが、市場はこうしたリスクをある程度織り込んだ格好か。一方、足元では米主要3指数が先週の急落から反発しているが、市場の注目は明日の米個人消費支出(PCE)に移っており、BTCはPCE発表まで引き続き揉み合いが続くと指摘される。ドル円相場が続伸すれば、BTC対円もジリ高に転じる可能性はあるが、PCE発表を前に各市場から大きな動きは期待できないだろう。



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bitbank Report 2022/12/22:PCE発表控えBTC相場は膠着 大手マイナー破産申請も相場に無風







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