米SBC委員長が仮想通貨禁止に言及 BTCはテクニカル的にも窮地に?
主要国中銀が金融引き締め継続を表明したことで、世界的な景気後退入りへの懸念が広がる中、19日のビットコイン(BTC)対円相場は上値の重い展開となった。19日朝方には、米上院銀行委員会(SBC)のブラウン委員長が、暗号資産(仮想通貨)を禁止したいとの意向を示し、一時はやや上値を重くしたBTC相場だったが、ボラティリティの落ち着きやすい東京時間には220万円台後半で揉み合いに終始した。一方、米時間に入り米主要3指数がこの日も下げ足を速めると、BTCも連れ安となり227万円を割った。その後、相場は一時小幅に反発するも、今朝方にロングの清算を伴い一段安を演じ、220万円台中盤で終値を付けている。


ブラウン委員長の発言は現時点ではあくまで個人的な見解である上、本人も仮想通貨を禁止することの難易度が高いことを指摘しており、業界にとってこの先深刻な問題となることはなさそうだ。一方、昨日の下落でBTC対ドルは短期移動平均線が密集する16,800ドル〜17,00ドルエリアを割り込み、収縮しているボリンジャーバンドの-2σにタッチした。このまま一段と相場水準を下げるとテクニカル的に下降トレンド再開が視野に入ることから、向こう数日の値動きには要注意だ。一部のアルトコインには押し目買いが入っており、BTCも連れ高となる可能性もあるが、米長期金利はダブルボトム完成直近となっており、目先では気の抜けない状況が続きそうだ。



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bitbank Report 2022/12/20:米SBC委員長が仮想通貨禁止に言及 BTCはテクニカル的にも窮地に?







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