FTXショックから一か月 米PPIでBTCは現状打破となるか?
世界的な景気後退が懸念される中、ビットコイン(BTC)対円は7日のアジア市場引けにかけての株式市場の反落に連れ安となり、対ドルで節目17,000ドルとなる232.5万円を割ると、外国為替市場のドル円相場の下落が圧迫材料となり、一時は230万円を割り込んだ。一方、昨日は対ドルで16,800ドルとなる同水準周辺で下げ止まると、米時間まで揉み合いに終始。先週の米失業保険新規申請件数が市場予想と合致して増加すると、米時間から上昇に転じ、節目17,000ドル水準に乗せるとショートカバーを伴って236万円まで戻し、7日の下げ幅を奪回した。


FTXショックによるBTC相場下落からひと月が経ったが、相場は230万円周辺で方向感を示せずにいる。利上げ幅縮小開始が期待される来週の米公開市場委員会(FOMC)を前に、雇用統計の改善などを受けて市場が神経質になっている訳だが、今夜の11月米生産者物価指数(PPI)の結果で現状打破の可能性も指摘される。米供給管理協会(ISM)の11月のレポートによれば、原材料価格の低下により、大多数の業界で支払価格の低下が確認されている。市場が神経質になっているだけに、PPIの影響力も相応に強くなっていると指摘され、下振れが確認されれば、BTC相場は8日安値17,500ドル(≒239.4万円)回復も視野に入る。



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bitbank Report 2022/12/09:FTXショックから一か月 米PPIでBTCは現状打破となるか?







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