米国債利回り低下でもBTC上値重く アジア市場反落に動揺
7日のビットコイン(BTC)対円は230万円中盤から反落し230万円周辺まで押した。東京時間の相場は、17,100ドル水準となる234.4万円にタッチすると戻り売りが入り反落。世界的な景気後退への懸念が燻る中、アジア市場が引けにかけて反落すると、連れ安となり下げ足を速め230.5万円まで押した。その後、BTC対ドルは16,800ドルで下げ止まるも、米国債利回り低下に伴う外国為替市場でのドル円相場の下落により、BTC対円はジリ安となり、一時は230万円を割り込んだ。足元では、ドル円相場の反発により、230万円を僅かに回復している。


これまで米国債利回りの低下はBTC相場の支えとなる場面もあったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速期待による低下ではなく、利上げ長期化による景気減速懸念が背景となっており、昨日の金(ゴールド)相場は確りだった一方、BTCは反落し残念な値動きとなった。とは言え、BTC相場の下げ幅は今週の米主要3指数と比較して限定的となっている。中国や香港でのコロナ規制緩和も徐々にではあるが進んでおり、BTC相場は9日の米生産者物価指数(PPI)の発表まで引き続き17,000ドル周辺での推移が続くか。



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bitbank Report 2022/12/08:米国債利回り低下でもBTC上値重く アジア市場反落に動揺







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