非製造業PMI上振れでBTCは高値から反落 LTCは80ドル上抜け成功
5日のビットコイン(BTC)対円は、アルトコイン主導で東京時間から確りした推移で始まると、来年夏に半減期を控えたライトコイン(LTC)が80ドルのレジスタンス上抜けに成功し、連れ高で230万円台中盤まで上昇した。一方、米時間に発表された米供給管理協会(ISM)の非製造業購買担当者景気指数(PMI)が、市場予想の+53.3に対して+56.5と上振れ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が強まり、米株の下落にBTCも連れ安となった。もっとも、非製造業PMIの結果を受けて外国為替市場でドル円相場が急反発したことで、BTC対円の下げ幅は抑制され、終値でプラス圏を維持した。


東京時間のBTC対ドルは、11月8日安値(17,500ドル≒238.8万円)を試す動きとなったが、そう簡単にチャートの節目を突破することはできなかった。昨日も指摘の通り、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)前のブラックアウト期間となり、FRB高官らが発言を控えることから手掛かりが乏しく、9日の米11月生産者物価指数(PPI)の発表まで目星い材料は見当たらない。LTCを筆頭にアルト主導でBTC相場が動意付く可能性も指摘されるが、11月8日安値のレジスタンス上抜けには苦戦を強いられそうだ。ただ、米国の製造業関連指標は悪化が目立っており、9日のPPIが予想下振れとなれば、同レジスタンスの上抜けも視野に入る。



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bitbank Report 2022/12/06:非製造業PMI上振れでBTCは高値から反落 LTCは80ドル上抜け成功







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