CZにも見放されたFTX ビットコインは流石に売られ過ぎか?
9日のビットコイン(BTC)対円は下げ一色で大幅続落し、2020年12月ぶりに終値で240万円を割った。FTTショックから一夜明け265万円周辺で揉み合っていたBTC相場だったが、集計が続く米中間選挙で民主党が巻き返し始め上値を重くすると260万円割れをうかがった。さらに、バイナンスがFTX買収を撤回する公算が高いとの報道を受け250万円割れを試すと、その後バイナンスから正式に買収撤回の発表があり、240万円をも割り込んだ。FTXは破産申請する可能性が高いと言われており、CEOのバンクマンフリード氏がツイッターで資金は潤沢だと述べた三日前から事態は一転二転して、結局、助けを求めた白馬の騎士にさえも見放された格好だ。


8日の終値時点でセリングクライマックスを指摘したが、昨日の出来高は更に増加し、資金調達率(FR)も一段と低下し、相場は下値を模索した。これによりBTC対ドルは6月から続いた17,500ドル〜25,200ドルレンジを下方にブレイクし、下降トレンド再開が危惧される一方、出来高やFRの水準、更にRSIの30割れも考慮すれば流石に売られ過ぎとも言え、目先の下値余地は限定的と指摘され、節目の15,000ドル(≒219万円)周辺では押し目買いが入るか。一方、FTXを巡っては悪材料が出尽くしたとは言えないが、今夜の10月米消費者物価指数(CPI)が市場予想と合致し減速傾向を示せば、一旦はBTC相場も戻りを試すか。



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bitbank Report 2022/11/10:CZにも見放されたFTX ビットコインは流石に売られ過ぎか?







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