ドル円乱高下に左右されるBTC 本日はFOMC最終日
1日のビットコイン(BTC)対円は300万円台前半で小幅安。米連邦準備制度理事会が12月の会合から利上げペース減速をシグナルするとの思惑から、米長期金利が東京時間から急低下したが、外国為替市場でドル円相場がこれに連れ安となったことでBTCの対円は305万円で小幅往来。BTC対ドルはこの間ジリ高に終始したが、欧州序盤にドル円相場がさらに下げ足を速めると、BTC対円は若干上値を重くし304万円を割った。また、一部アルトコイン相場の反落でBTCはさらに下げ足を速めると、9月の米JOLTs求人件数が予想外に増加したことがFRBの利上げペース減速期待に冷や水を浴びせ、301万円付近まで押した。ただ、これによりドル円相場が急反発したこともあり、その後のBTC対円は半値戻しとなり下げ幅を縮めた。


米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は9月の50.9からさらに低下し50.2となり、物価を示す支払価格は50を割り46.6となった。一方、雇用の指数は48.7から50に上昇し、JOLTs求人件数の改善と相まって労働市場の需要が引き続き堅調なことが示された。本日はいよいよ米連邦公開市場委員会(FOMC)の最終日。9月の会合で既に利上げペース調整(calibrate)の重要性が数名の参加者から指摘されていたことと、製造業や住宅関連指標悪化が確認されていることに鑑みれば、今回の会合でもペース調整議論が続くと指摘され、週明け指摘の通り12月の利上げ幅に縮小調整余地を持たせるコメントが出れば、BTC相場は上値を試す展開が視野に入る。










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