ビットコイン続伸ならず アジア株急落に連れ安
24日のビットコイン(BTC)対円は小幅安で290万円台維持に失敗。朝方に小規模なショートの踏み上げで293万円付近まで上昇した相場だったが、中国、香港市場で株価が急落したこともあり、BTCも連れ安で上げ幅を縮小した。相場は、19.3万ドル水準(≒287万円)周辺で下げ止まるも、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ懸念が燻り米国債金利が上昇したことでその後も上値を抑えられた。NY市場時間には、米指標下振れにより利上げ懸念がやや後退し、米株の上昇にBTCも連れ高となる場面もあったが、テスラが保有するBTCの含み損が1.7億ドル(≒250億円)に膨れ上がったとの報道が嫌気されたか、BTC相場の戻りは鈍かった。


今週はシカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物が大きくギャップアップして取引を開始したが、昨日の下げで窓埋めを完了し目標達成感もうかがえる。FRBの11月以降の利上げペースを巡っては、依然として警戒感が拭いきれない状況となっているが、今夜は米住宅関連指標の発表を控えており、先週の住宅着工件数と同様に需要後退が示されれば、利上げペース減速への期待感からBTC相場の反発が期待される。ただ、昨日も指摘の通り、BTC対ドルは20,000ドル(≒298万円)周辺に一目均衡表の雲下限が位置していることや、同水準より上ではオプション絡みの売りが入りやすいと言えることから、本日も上値余地は限定的だろう。













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