米SEC、前議長ゲンスラー時代のDeFiおよび暗号資産カストディに関する規制案を正式に撤回
米SECは6月12日、前議長ゲンスラー時代に提案されたDeFiおよび暗号資産カストディに関する規制案を正式に撤回した。これには、分散型金融を証券取引所の規制下に置こうとするExchange Act Rule 3b-16の改正案や、投資顧問に対し暗号資産を「適格カストディアン」に保管させる新たなカストディ規則案が含まれる。これらの案は業界から強い反発を受けていた。2025年3月、当時の暫定議長マーク・ウイエダが見直しを指示していた。SECは現在、トランプ政権の影響で暗号資産に対する姿勢を転換し、DeFiとの建設的対話を重視する方向に進んでいる。現議長ポール・アトキンスも自己保管の権利を「アメリカの基本的価値」として擁護している。





