英国、仮想通貨の申告漏れ対策を強化
英国歳入関税庁(HMRC)は、暗号資産による利益の過少申告または脱税が疑われる投資家に対し、2024〜25年度に約6万5,000通の警告書を送付した。前年の2万7,700通から倍増した形である。これらの「ナッジレター」は、自主的な申告修正を促すものであり、正式調査の前段階とされる。暗号資産の普及と価格上昇を背景に、HMRCは過去4年間で10万通以上を送付している。金融行動監視機構(FCA)によれば、現在イギリス国内で暗号資産を保有する成人は約700万人に達しており、税務当局の監視強化は今後さらに進むと見られる。





