ゲーミングストリームサイト大手のTwitchの共同設立者であるジャスティン・カン氏はNFTのマーケットプレイスとなるFractalの設立を発表した。Fractalは、企業がNFTの販売・配布を行うことができることに加え、ユーザー同士でもNFTの売買を行うことができる。
Fractalではゲーム内の非消費アイテムがNFT化され販売または売買される。最近のゲーム業界ではゲームを無料で配布する代わりにキャラクターのコスチュームやスキンを販売することで収益を上げるビズネスモデルが生まれている。バトルロワイヤル系ゲームのFortniteはリリースから2年でスキンの販売だけで90億ドルの売り上げを記録している。
NFTはSolanaのブロックチェーン上に記録され、ユーザーは購入したアイテムの所有権を得ることができるようになる。これまでのゲームでは、アイテムの所有権は全て製作会社側にあり、ユーザーはお金を支払いレンタルで利用している形が主流だった。
Fractalは公式ブログ内でマーケットプレイス上で行われる取引に係る手数料をゼロにする構想があることを明かした。ゲーム製作会社とのパートナーシップを組むことで手数料を無料にできると考えている。
ゲーミング業界ではNFTを絡めたビジネスモデルに注目が集まりマーケットプレースを設立するニュースが相次いでいる。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
.jpg&w=3840&q=70)
.jpg&w=3840&q=70)