ビットコインETF遂に今週登場、短期的な価格への影響値に注目集まる
今週ProSharesが発行するビットコインETFがニューヨーク証券取引所で取引が開始される。アメリカでビットコインETFが取引されることは史上初となり、市場関係者は価格への影響に注目している。
ビットコインETFのローンチ情報は先週金曜日にリークが出だしていた。ETF関連の情報が市場に伝わると、それまで650万円付近で揉み合っていたビットコインは一気に700万円を超えてきた。
ビットコインETFはBITOのティッカーシンボルで発行される。ProSharesはホームページのトップにビットコインETFの宣伝を大々的に行っており、後は取引が開始されるのを待つだけだ。

通常、ビットコインや他の暗号資産(仮想通貨)へ投資するには、仮想通貨取引所のアカウントを開設し、現物を購入し保有する必要がある。自身で現物を保有するには取引所とは別にウォレットを用意する必要があるなど、仮想通貨投資初心者にとってはやや不慣れな作業を強いられる。
伝統的な金融市場である株式やコモディティに投資する投資家は、今まで通りのブローカーを活用しビットコインETFを購入することができるようになった。今回のETFの発行は仮想通貨へのエクスポージャーを検討する投資家の参入障壁をやや引き下げるものと見られている。
ビットコインの先物取引はCMEが2017年に提供を開始しており、ETFの発行まで約4年の歳月がかかった。ProSharesのETF発行をきっかけにアメリカではビットコイン関連のETFが続々登場すると予想されている。
ETFの登場は新たな市場参加者の呼び水となり長期的にはビットコイン価格へポジティブな影響が期待される。一方、先物取引が開始された当時など、歴史的には好材料とされるニュースドリブンで価格が上昇した後は価格が大きく下落する場合も多いため、過度な上昇期待には注意したいところだ。










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