米プルデンシャル元CEO「ビットコインは安全資産として長期投資になり得る」
米プルデンシャル・ファイナンシャルの元CEOジョージ・ボール氏は、ロイターのインタビューに答えビットコイン投資に関してポジティブな見解を示した。プルデンシャル・ファイナンシャルはアメリカで最大手の保険会社で主要株式インデックスのS&P500にも組み込まれている。
ボール氏は新型コロナの影響で経済の停滞が長期化するとみており、ファンドマネージャーやトレーダーは従来のポートフォーリオの組み方を見直すべきだと発言した。
「株式投資以外で何かいい投資先はありますか?」と聞かれたボール氏は以下のように答えた。
「今までこんなこと言ったことはありませんが、ブロックチェーン関連、ビットコインがいいと思います。現在は政府が経済支援により経済全体を支えていますが、これを永遠に続けることはできないでしょう。私は第4四半期には今の経済支援策の効果が薄れ始めると予想しており、多くの投資家が投資先の変更を迫られるでしょう。ビットコインは長期的なセイフヘイブンとして、または短期的な投機先としても魅力的であると考えています。」
ボール氏は政府が今後、経済支援のツケを支払うために増税ではなく紙幣の増発を行えば、債券の価格に大きな悪影響を及ぼすと考えている。そうなった場合、多くの資産家がビットコインのような安全資産に資金を逃避させるだろうと予想した。
また、ボール氏は以前、ビットコインに対して否定的だったJPモルガンCEOのジェイミー・ダイモン氏も現在は見解を改めていることを明かした。
プルデンシャル・ファイナンシャルは1.4兆ドルの資産を抱え金融投資も一部行っており、投資先はFixed Income(一定収入)と呼ばれる国債などの債券が中心だ。金融投資において安全性を最も優先するプルデンシャル・ファイナンシャルの元CEOがビットコインを安全資産と認めたことは市場にとって大きな意味があるだろう。










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