Twitterをハッキングした少年が逮捕される、保釈金は72万ドル
著名人のTwitterアカウントをハッキングした疑いでフロリダ州在住の17歳の少年が逮捕された。少年は違法な方法で取得した大量のビットコインを保有しているとみられ、保釈金は72万ドルに設定された。
少年は先月起きたTwitterアカウントの同時ハッキング事件の主犯とみられ、著名人のアカウントを利用してビットコインを入手した疑いがある。乗っ取ったアカウントから「指定アドレスにビットコインを送ると2倍にする」と嘘のツイートを行い10万ドル相当のビットコインを集めていた。
警察の追跡を撹乱するため、集められたビットコインはミキシングサービスに送金されていたが、警察の捜査が一枚上手だったようだ。この少年のほかに2人の容疑者がハッキング事件に関わっており、2人の裁判はカリフォルニア州で行われる。
捕まった少年は300BTCを保有していることが報告されており、17歳の少年に対して保釈金が高額なのはこのためだ。300BTCは現在の価格にして330万ドルに相当する。
仮に保釈されたとして、少年はインターネットへのアクセスが禁止され、病院へ行く以外は外出禁止とされる。外国への逃亡を防ぐためパスポートも没収される予定だ。
ハッキング後のTwitter社のブログによると、ハッキングは内部システムにアクセスできる社員が最初に狙われたことを公表している。この社員に対しソーシャル・エンジニアリングと呼ばれる攻撃が行われた。
ソーシャル・エンジニアリングとは特定の人物を操ることを目的に行われ、今回の犯人は社員のパソコンにフィッシングを仕掛け、Twitterの内部システムのアクセス権限を盗み取ったことが報告されている。内部システムにアクセスを可能にする2段階認証コードなどが犯人の手に渡っていた。Twitter社はハッカーがユーザーのメールアドレスや電話番号などの個人情報を閲覧できる状態にあったことも報告している。










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