週刊テクニカル分析:ビットコイン(BTC)ドル 2024/04/01
【BTC対ドル 日足】
移動平均線
BTCドル日足の移動平均線は、5日線が25日線でゴールデンクロスを達成。これに伴って中長期的な上昇トレンドを示唆する強気のパーフェクトオーダー(上から順に短・中・長期の移動平均線が並ぶ現象)が再現された。
また、相場は移動平均線の上で推移しており、地合いの強さを示している。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドでは、相場トレンドの方向感を示すセンターラインが横ばいとなっているが、相場はセンターラインの上で推移しており、強気の推移を示している。引き続き、-2σまでの調整完了し、+2が意識される展開だが、相場は+1σに上値を抑えられている。
一目均衡表
一目均衡表では強い買いシグナルとされる三役好転が解消されているが、本日にも均衡表が好転(転換線が基準線を上抜け)する見通しとなっており、三役好転の示現が目前と言える。
相対力指数(RSI)
RSIからは相場の過熱感は確認されない。
【BTC対ドル 週足】
移動平均線
BTCドル週足の移動平均線は、短・中・長期のそれぞれが上昇しており、相場トレンドは上向いている。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドでは、トレンドの方向感を示すセンターラインが上向いている。相場は、バンド幅の拡大と共に+1σ〜+2σの間で推移しており、上昇バンドウォークが進行中である。
2週間前はバンド幅の下限が折り返し始めていたが、先週は再び拡大した。
一目均衡表
一目均衡表では、強い買いシグナルとされる三役好転が維持されている。
相対力指数(RSI)
RSIは買われ過ぎとされる70%を超えている。
【総括】
BTCドルの日足は、①短期移動平均線のゴールデンクロスに伴う強気のパーフェクトオーダー出現と、②一目均衡表の三役好転示現の見通しから、目先では上値を試す展開が見込まれる。しかし、週足では、相場がボリンジャーバンドの+2σにタッチしており、上値の余地は限られるか。BTCドルの上値のターゲットとしては、史上最高値の73,724ドルや、日足ボリンジャーバンド+2σの74,424ドルと見ており、大幅な相場の上昇はまだ見込めないと指摘される。
BTCドルは、引き続き相場の地合いが強いことが示されているが、今週も保ち合い上抜けに向けて高値圏での揉み合いが続くだろう。