BTCはレンジ上限目前で反落 重要指標やハードフォークでどう動くか
先週(7月26日〜8月1日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比468,479円(11.98%)高の4,380,002円と2週続伸し、6週間ぶりの高値に浮上した。
30日金曜日のDeribitでのオプションカット後に40,000ドル(≒439万円)の踊り場を下方にブレイクしたビットコインだったが、その後、シカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物SQを通過すると反発。この日は米自動投資サービスのウェルスフロントがグレイスケールのBTCとイーサ(ETH)の投資信託を投資対象に追加したことや、ヘッジファンドのゴールデン・ツリーがBTCを購入したことも追い風となり、ビットコインは40,000ドルを回復し、42,000ドル(≒460万円)台に乗せた。
これによりビットコインの対円相場は6月高値の455万円を上抜けたものの、週末は過熱感もあってか一転して失速。一時は42,600ドルまで上昇しレンジ上限の43,000ドルに迫ったが、今朝方にCMEでBTC先物市場の取引が始まると上値を重くし、30日の上げ幅をほとんど掻き消した。

今週はイーサリアムのロンドン・ハードフォーク(5日)や米雇用統計(6日)の発表を控えている。ETHの対円は7月21日から12連騰を記録しており、昨日はおよそ2カ月ぶりに節目の30万円をトライした。BTC同様に短期的な相場の過熱感がうかがえるが、ハードフォーク当日までは強い地合いを保つか。また、イベント通過後は「セル・ザ・ファクト」が入るかにも注意を要する。
4日には、米雇用統計の前哨戦ともなるADP雇用レポートの発表もあり、週央からは乱高下する展開も視野に入る。米労働市場の顕著な改善が確認されれば、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に後退したテーパリング前倒し懸念が再び再燃しかねない。反対に、米雇用指標が下振れとなれば、現状の経済が目標に「程遠い」とするパウエル議長の発言を裏付けるものとなり、BTCには追い風となろう。





PDFリンク
bitbank Report 2021/08/02:BTCはレンジ上限目前で反落 重要指標やハードフォークでどう動くか












