ついに始まった投開票 東京時間から粗い値動きに注意
3日のビットコイン(BTC)対円相場は42,834円(3.01%)高の1,464,807円と大幅反発。相場は直近2日間の下げ幅を奪回し、対ドルでは終値で14,000ドル台に乗せた。BTCの対ドル日足終値が同水準を回復するのは2018年1月13日以来となる。
この日の相場は、香港金融規制当局の暗号資産(仮想通貨)取引所の規制発表や、幅広いDeFiトークンに売りが出た影響で、東京時間のBTCは一時140万円を割り込む場面もあったが、NY市場序盤での株高と金相場上昇を受けて買いが戻り、144万円にタッチ。米大統領選直前の世論調査でもバイデン候補がトランプ現大統領をリードしたことで、選挙戦の不透明感の払拭や、来年に大規模経済刺激策が実現するとの期待感が台頭し、リスク選好の改善に繋がった格好だ。その後のNY市場時間では、143万円台での揉み合いに終始したが、今朝方に米主要3指数と金の先物相場が再び上昇しだすと、BTCも連れて高くなり、年初来高値の147万円にタッチした。

日本時間で昨日午後から一部の州で開票が始まり、東部の州で徐々に開票が始まると相場も上げ一服の様相を呈した。本日正午から午後1時頃までに殆どの州で集計作業も終わる予定となっており、その時点で過半数を取得している候補者が優勢となる公算が高い(今回は郵便投票があるため、本日中に勝者が決まらない見通し)。しかし、バイデン氏が優勢となり、結果的に勝利した場合、トランプ氏は法廷闘争に持ち込む見通しとなっており、依然としてリラックスできる状況ではないだろう。
また、現状、バイデン氏が優勢となっている選挙戦だが、選挙結果に大きな影響を与える「スイングステート」であるフロリダ州の集計でトランプ氏が形勢逆転すると、BTC相場も上値を重くしており、本日の東京市場時間はこうした大統領選動向に相場が振り回されやすいだろう。昨日は、結果として確りとした値動きを見せたBTC相場だが、この先もやはり粗い値動きには注意したい。
















.jpg&w=3840&q=70)

.jpg&w=3840&q=70)