暗号資産は循環物色一巡の様相 それでもBTCは底堅い展開続くか
18日のビットコイン(BTC)対円相場は、前日比40,722円(3.12%)安い1,263,094円に終値をつけ4日ぶりに反落した。アジア時間のこの日の市場は、時価総額上位の主要アルトコインも上昇一服で軒並み上値の重い展開となったことで、BTCも高値警戒感が広がりジリ安に転じた。対ドルで12,200ドル水準となる129万円周辺がサポートとして機能していたが、NY時間で金相場と米主要3指数が押した場面でBTCも同水準を割り込むと、前日の上げ幅をかき消す勢いで一時は126万円をも割り込んだ。昨日はドル安にさらに拍車が掛かったものの、昨今のDeFiブームの象徴とも言えるチェーンリンク(LINK)相場も強く押し、暗号資産(仮想通貨)市場は循環物色一巡の様相を呈した。

循環物色が一巡すると市場は調整局面に入りやすいが、昨日はドル安が進行する中、金相場は続伸、S&P500種株価指数とナスダック総合株価指数は共に終値ベースで史上最高値を更新しており、市場がドルの逃げ場を模索する状況に変わりはないと見ている。目先では12,000ドル台定着失敗への失望売りに注意したいところだが、資金流入が見込まれやすい状況下で売りをこなすスピードも相応に速そうだ。
BTCは足元、13日移動平均線(1,255,603円)や一目均衡表の転換線(1,253,350円)がサポートとなっており、同水準での買い支えが入るかが短期的な焦点となるだろう。






PDFリンク
bitbank Report 2020/08/19:暗号資産は循環物色一巡の様相 それでもBTCは底堅い展開続くか










.jpg&w=3840&q=70)

.jpg&w=3840&q=70)