チェーンリンク上伸でアルトコイン牽引 BTCはついていけるか?
7日のビットコイン(BTC)対円相場は7,557円安(- 0.75%)と小幅に安くなり、終値(996,100円)は節目の100万円を再び割り込んだ。東京時間のこの日の相場は、およそ2週間ぶりに100.6万円にタッチしてから米指数先物の下落に連れる形でジリ安に転じるも、チェーンリンク(LINK)など一部アルトコイン相場が堅調に推移したことで下げ渋り、99万円台中盤で揉み合う展開が続いた。LINKの対ドルは米コインベースで二日連続で最高値を更新し、テゾス(TZX)やコスモス(ATOM)といったステーキングコインを牽引している。この他、シェリーアップデートによるハードフォークを控えるカルダノ(ADA)や、週明けに大手宿泊予約サイトのエクスペディアとのパートナーシップが発表されたTravala.comのネイティブトークンAVAがアルトコイン市場に買い手を呼び戻している。
昨日は金先物中心限月の8月物が大台の1800ドル乗せ、伝統的金融市場ではリスク回避姿勢が見られたが、BTC相場は引き続き方向感を示せずにいる。週明け6日はアジアの株高やアルトコイン高につられ12日ぶりに2万円以上の値幅を伴い上昇した相場だったが、一目均衡表の基準線がレジスタンスとなり、ボリンジャーバンドは一層バンド幅を狭め、上昇にモメンタムが伴っていない(第1図)。個別材料に欠ける状況が続いているが、アルトコイン高やビットコインハッシュレートの復調もあり相場の底堅さは引き続き維持されよう。
今朝方には米商品先物取引委員会(CFTC)のヒース・タルバート会長が、同国証券取引委員会(SEC)の規制明確化次第でアルトコイン先物市場の拡大余地があると示唆するなど、アルトコイン高は持続するか。BTCは週明けの反発で売り物一巡の様相も呈しており、徐々に買いが戻ってきてもおかしくない状況と言えよう。











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bitbank Report 2020/07/08:チェーンリンク上伸でアルトコイン牽引 BTCはついていけるか?










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