BTCは6日続伸で1900万円に肉薄 ブラックロック主導でETFに巨額流入

6日のビットコイン(BTC)円は1848万1102円から取引が始まった。東京時間はドル円相場の上昇を受けて円建てBTC価格は確りと推移。終盤には1860万円台中盤まで上昇した。海外勢参入後は、米政府機関の閉鎖が6日目に入るなか、仏内閣総辞職による政局不安も相場の支えとなり1880万円近辺まで上昇した。米国株相場は米政府機関閉鎖が続くにも関わらず、この日もハイテク株主導で堅調に推移し、BTCも連れて1890万円台を回復した。これによりドル建てのBTC相場が初めて12万6000ドル台に乗せると、その後は利益確定売りが優勢となり小幅に反落。終値は1875万586円となり、円建てでは終値ベースで史上最高値を更新した。


BTCは破竹の勢いで6連騰を記録したが、ドル建てでは終値ベースでの高値更新には至らず、二日連続で上ヒゲを付ける格好となり、終値で12万5000ドルを上抜けできていないことから、12万5000ドル〜12万6000ドルエリア(≒1880万円〜1895万円)がレジスタンスとして意識されている可能性が指摘される。昨日は12万6000ドルタッチで利食いも入っており、本日は上昇一服の様相を呈すか。尤も、現物ビットコインETFには昨日、ブラックロックのIBIT主導で10億ドルを超える資金の純流入があり、下値余地は限定的だろう。米政府機関閉鎖の解除も数週間かかるとの観測が有力であり、BTCへの逃避資金流入はまだ続きそうだ。昨日も指摘の通り、調整の場合は「値幅」ではなく「日柄」を想定しており、底堅い推移が継続するだろう。



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bitbank Report 2025/10/07:BTCは6日続伸で1900万円に肉薄 ブラックロック主導でETFに巨額流入