ソラナ停止もイーサは堅調 BTCはアルト主導で確りか
6日のビットコイン(BTC)対円は635.8万円からジリ高で戻りを試す展開で始まると、ドル建てで43,000ドル水準となる640万円周辺で上値を抑えられた。海外時間に入ると、ソラナ(SOL)のネットワーク停止に伴うSOL相場の下落に連れ安となるも、テストネットでのアップデートが順調に進むイーサリアム(ETH)が堅調に推移したことでBTCも持ち直し、米国時間序盤にはドル建てで43,000ドルを回復した。一方、その後は米クリーブランド連銀のメスター総裁が、「利下げ時期を発表できる準備はできていない」と発言したことでBTCは失速。米株の反発や米国債相場の反動高で相場の下値は堅かったが、ドル円相場の反落が円建てBTC相場の重石となり、終値での640万円維持には失敗した。ただ、終値では何とかプラス圏を維持し、637.7万円で引けた。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期の手掛かりを探る中、米株式市場は引き続き企業の好決算を背景に確りとしている。一方、大幅なトランザクションコスト削減を含むイーサリアムのデンクンアップグレードは、本日20:30頃に予定されるホレスキー・テストネットでのアップグレードが最後のテストとなっており、成功すればETH相場には追い風となるか。昨日はソラナの停止によってプラットフォーム系のアバランチ(AVAX)も弱含む展開となったが、カルダノ(ADA)、トロン(TRX)、ポリゴン(MATIC)などはETFに連れて上昇しており、本日のBTCはアルト主導で持ち直すか。BTCは短期でダブルボトムを形成しており、ネックラインの43,500ドル(≒643.2万円)を上抜けできるかに注目だ。