BTCは3万ドル割れも底堅い値動き 今夜は米住宅関連指標に注目
18日のビットコイン(BTC)対円はジリ安に転じ、一時は410万円近辺まで下落。ドル建てでは、終値で30,000ドル(≒416.7万円)をやや下回った。主要20カ国(G20)の金融当局から成る金融安定理事会(FSB)が暗号資産(仮想通貨)を取り扱う企業の監督に関する最終提言や、ステーブルコインに関する勧告を出したことで、取引所に対する国際的な規制強化への懸念から、昨日のBTCは上値の重い展開で始まった。米時間には、6月の米小売売上高が市場予想を下回り、BTCは410万円近辺で下げ止まったが、その後米債利回りが材料消化で下げ幅を解消したことで、BTC相場は上値を圧迫された。


ドル建てBTC相場は、意外にも簡単に心理的節目の30,000ドルを終値で割ったが、昨日の出来高は乏しく、下値を模索する展開は回避している。上値の重い状況が続いてはいるが、米株や金(ゴールド)相場の上昇がBTC相場の下支えになっていると言える。また、DeribitのBTCオプション市場では、30,000ドルストライクに建玉が集中しており、BTC相場は引き続き30,000ドル周辺で底堅い推移が想定される。本日は6月の米住宅着工件数の発表を控えており、年率換算で前月比21.7%増と住宅市場の底打ちの可能性を示した5月のデータからどれだけ落ち着くかに注目だ。住宅投資の増加は家電製品や家具・家財の消費に繋がり景気を刺激することから、同指標の継続的な上振れには注意しておきたい。



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bitbank Report 2023/07/19:BTCは3万ドル割れも底堅い値動き 今夜は米住宅関連指標に注目







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