BTCは3.1万ドルを終値で回復 円建てでは年初来高値を更新
7月3日のビットコイン(BTC)対円は3日続伸し、高値ベースで6月30日の年初来高値(4,529,878円)を更新した。週末の間にインベスコやフィデリティなど複数社が現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の上場申請を米証券取引委員会(SEC)に再提出し、再度承認への期待感が募るなか、東京時間のこの日のBTCは440万円周辺で上げ渋る展開に終始した。一方、全米供給管理協会(ISM)の6月製造業動向レポートが発表されると、購買担当者景気指数(PMI)や雇用、支払価格の下振れを受けて相場は上昇。さらに、ブラックロックもナスダックを通じてビットコインETFの再申請を提出したことが材料視され、一時は年初来高値を上回った。一方、米市場の祝日休場を控え商いは今一つ伸びず、今朝方からは上げ幅を僅かに縮小している。


BTCは、ドル建てでは僅かに年初来高値に届かなかったが、昨年6月ぶりに終値で31,000ドル(≒447.8万円)の回復に成功した。しかし、上述の通り、昨日は相場の上昇に出来高の増加が伴っておらず、明確なブレイクアウトかと言えば微妙なところだ。チャート的にはこのまま上値を追う展開が期待できるが、本日は米国が独立記念日で休場となる他、直近でBTC相場の下支えとなってきたライトコイン(LTC)とビットコインキャッシュ(BCH)相場が足元で調整の様相を呈している。相次ぐETF再申請や米製造業PMI下振れと、BTCの地合いを支える材料は十分にあると言え、依然としてBTC相場は35,000ドル(≒505.3万円)への上昇余地があると見ているが、本日に限っては高値で揉み合う展開も想定しておきたい。



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bitbank Report 2023/07/04:BTCは3.1万ドルを終値で回復 円建てでは年初来高値を更新







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