ビットコインは年初来高値更新 商い復活で勢い続くか
21日のビットコイン(BTC)対円は大幅に続伸し、4月14日に付けた年初来高値(4,110,494円)を終値で更新した。BTCはドル建てで前日に、2ヶ月間続いた下降チャネルからブレイクアウトに成功すると、昨日の東京時間にはトレンドフォローの買いが入り400万円を回復。その後はドル高円安の恩恵を受けてジリ高に終始しした。注目されたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の下院証言では、この先も緩やかなペースで金融引き締めが継続する可能性が示唆された一方、暗号資産(仮想通貨)に関しては、「アセットクラスとして持続力があるようだ」との発言や、ステーブルコインを通貨の一種と認める発言があり、米時間に相場はさらに上伸。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が利上げ見送りを支持する発言をしたこともあり、一時は30,800ドル水準(≒436.6万円)まで上昇した。


BTCは、対ドルでは年初来高値の31,000ドルに僅かに届かなかったが、本日は同水準の上抜けを試すか。先週のブラックロックに続き今週はビットワイズ、ウィズダムツリー、インベスコとバルキリーも現物BTCの上場投資信託(ETF)を申請し、承認への期待感が商いを掻き立てている。テクニカル的には、相場トレンドと商いの増加はそのトレンドの確度を上げると言われ、商いが落ち着くまでは上値を試す展開の継続が見込まれる。また、本日もパウエル議長の上院での証言を控えているが、昨日に特段のタカ派的なサプライズもなかったことから、BTC相場への影響は軽微と見ている。この他、本日は米新規失業保険申請件数の発表があり、3週連続で1年半ぶりの高水準を保てば、BTC相場には一層の追い風となるか。










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