下降チャネル上限をうかがうBTC ブレイクアウトできるか?
週明け19日のビットコイン(BTC)対円は反発し、およそ2週間ぶりに終値で380万円を回復した。米大手運用会社のブラックロックによる現物BTC上場投資信託(ETF)申請や、米証券取引委員会(SEC)とバイナンスUSが訴訟解決まで資産凍結回避で合意したことなどを背景に、BTCは先週後半にかけて350万円台から370万円台中盤まで反発した。昨日の相場は370万円中盤での揉み合いが続いたが、ブラックロックに続きフィデリティもBTCETFの申請準備をしているとの噂や、同社が暗号資産(仮想通貨)信託投資企業のグレイスケールの買収を模索しているとの噂が飛び交い、相場は荒い動きとなりながらも380万円を回復した。


BTCは対ドルで、4月中旬から下降チャネルに沿った推移を続けているが、先週末の反発でチャネル下限付近から反発し、足元ではチャネル上限に接近している。一方で、先週は複数の米地区連銀総裁から追加利上げを支持する声が挙がっており、米国債利回りは底堅く、金相場は方向感に欠ける展開が続いている。加えて、マイナーから取引所へのBTC送金量は先週から増加傾向にあり、下降チャネル上限近辺では利食いが入りやすいかと指摘される。こうした中で明日からはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言も控えており、本日のBTC相場の上値余地は限定されるか。



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bitbank Report 2023/06/20:下降チャネル上限をうかがうBTC ブレイクアウトできるか?







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