連日の悪材料も底堅いBTC マイナーからは利食いの予感も
8日のビットコイン(BTC)対円は370万円周辺で下げ渋りほぼ横ばいとなった。米証券取引委員会(SEC)から提訴され渦中のバイナンスと同社CEOのCZだが、昨日はCZがオフショア企業を通じて顧客資産を受け取っていたとSECの裁判所への提出資料で明らかとなったものの、市場の反応は薄かった。寧ろこのところ相場が強く押していたアルトコインの売りが一服し、東京時間のBTCも下げ止まった。その後、米新規失業保険申請件数の急増を受けて、ドル安円高が相場を圧迫したが、米国債利回りの低下や米IT株の上昇が相場の支えとなり、底堅い推移が続いた。


連日バイナンス絡みの悪材料が出ているが、市場も徐々に耐性がついてきた模様だ。ただ、昨日のアルトコインの反発は綾戻しに終わる可能性もあり、BTCも依然として安心できる状況ではないだろう。米国の新規失業保険申請件数においても増加したのは一部の州に限られており、不正申請の可能性を考慮すれば昨日のデータは鵜呑みにしない方が良さそうだ。昨日はマイナーから取引所へのBTC送金も急増しており、本日のBTC相場も上値の重い展開は続くか。



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bitbank Report 2023/06/09:連日の悪材料も底堅いBTC マイナーからは利食いの予感も







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