バイナンスがSECと正面対決 BTCは2月高値付近で下げ止まる
5日のビットコイン(BTC)対円は大幅下落し、26,000ドル水準(≒363万円)を3月16日ぶりに終値で割り込んだ。アトミックウォレットへのハッキングによる資金流出や、顧客資金流用の疑いで渦中にあるバイナンスCEOのCZの後任が近くに決まるとの報道もあり、東京時間のこの日のBTCはジリ安に終始。欧州時間には376万円で下げ止まったが、米時間には米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴し、相場は365万円まで急落した。この日は米主要株価3指数も高値調整気味となり、米市場終盤にかけてBTCは357万円まで押した。


バイナンスはSECと正面対決する姿勢を示しており、本件を巡ってはリップル対SECのように問題が長期化しそうだ。BTCの対ドル相場は、今週中には週末に解消した一目均衡表の三役逆転が再び完成する見通しだ。加えて、ボリンジャーバンドもバンド幅が拡大すると共に相場が-2σを割り込んでおり、テクニカル的には下値リスクを孕んでいると言えよう。相場は、足元、2月高値となる25,358ドル(≒353.9)付近で下げ止まっており、目先は同水準を維持できるかが焦点となるが、その下は1月に相場のレジスタンスとなった節目の24,000ドル(≒334.9万円)や200日線(23,294ドル≒325万円)が下値目途となるか。



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bitbank Report 2023/06/06:バイナンスがSECと正面対決 BTCは2月高値付近で下げ止まる







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