BTCはネックラインを終値で維持 債務上限の法案採決まで様子見続くか
29日のビットコイン(BTC)対円は反落し、ドル建てで28,000ドル水準となる392万円の維持に失敗した。週末に米債務上限引き上げが暫定的に合意され、390万円を3週間ぶりに回復したBTC相場だったが、昨日は東京時間に400万円にワンタッチすると反落し390万円台前半でジリ安に転じた。この日は目星い材料に乏しく、米英市場も休場となったことで様子見ムードが広がるなか、一部の共和党保守派議員から債務上限引き上げを巡る合意に反対する声も散見され、BTC相場は米時間序盤に390万円を割ったが、ドル建てで先週火曜日の高値となる27,500ドル(≒385万円)近辺がサポートとなり下げ止まった。


週末はリスクオン一色となったBTC相場だったが、米債務上限引き上げを巡り共和党が過半数を占める下院での採決が明日に迫り、昨日は失速に転じた。米英市場が本日から連休明けとなる一方、本日も目星い経済指標やイベントは視野に入らず、明日、米下院での債務上限引き上げの法案採決までBTC相場は様子見が続くか。ただ、BTCの対ドル相場は昨日、週末にブレイクしたダブルボトムのネックライン(27,678ドル≒387.5万円)を一時的に下回っており、テクニカル的に目先では同水準を終値ベースで死守できるか注視したい。同ネックラインの維持に失敗すれば、週末の相場上昇はダマシとなり、上げ幅をさらに縮小する可能性が高まると言える。



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bitbank Report 2023/05/30:BTCはネックラインを終値で維持 債務上限の法案採決まで様子見続くか







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